【神奈川】横須賀美術館 その②「センス・オブ・スケール展」
訪問:2019年6月22日
横須賀美術館にて、
「縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展」をみてきました。
展示が作家さんごとに区分けられていて、それぞれの世界観を楽しめる設計が良かった。
最初は、写真作品等の展示。(写真撮影NG)
の作品がありました。
松江泰治さん(東大出身で、世界各国の様々な地表を撮影している写真家)の作品が面白かった。ペルーのお墓の写真が印象的。
(ここから写真OK)
▽平町公「京浜工業地帯の掟 磯子・横須賀隆起図」
展示室の四壁にまたがる大迫力スケールの絵!
作者の故郷である横須賀をダイナミックに丁寧に描いていて、地元愛を感じました。ゆっくりじっくり眺めたい作品。
▽田中達也(ミニチュア写真家)
とにかく発想が面白くてユーモラス!見ていて楽しい~!
私は初めて知った方なのですが、「ミニチュアの神」として情熱大陸に出演したり、全国のデパートで巡回展をされていたりと、最近とても人気で活躍されているアーティストさんだそう。
◇「まもなく雨は止むでしょう」
◇「永遠に溶けない雪だるま」
◇「水泳選手は目も超いい」
◇「しばらくここで待ってクリップ」
写真作品と実際の作品と、どちらもみることができる展示が◎
作品のタイトルにもセンスがきらり。ふふっと笑える。
こんな感じで、壁には作品の写真、中央には実際の作品が展示されています。
(撮ってみると分かるのですが、ミニチュア作品って上手に撮るのが難しい・・・)
田中さんのインスタでも作品がたくさんみれるので、ぜひチェックしてみて↓
▽鈴木康広
水平線をテーマにした作品。
入り口にあった「日本列島のベンチ」も、この方の作品。
DESIGN TOUCH 2014で東京ミッドタウンにも展示されたそう。
調べてみると、アート好きなら一度はみたことある作品が!というくらい活躍されている方でした↓
▽高橋勝美(和風ミニチュア作家)
細部まで時間をかけて趣向を凝らして、丁寧に作られた作品。
今にも中から小さな人間が出てきそうなほどリアルで、ずっと見入ってしまう。
(iPhoneXのポートレートモードに感謝)
制作時の採寸資料も展示されていて、緻密さが伝わってきます。
ちょうど高橋さんご本人がアーティスト・トークにいらっしゃっているのに遭遇!
壁際に立ってマイクを持っているのが高橋さん。
元は和菓子職人で、器用な手先を活かして52歳で作品づくりを始めたんだそう。誰に習うでもなく、我流で作品づくりの技術を身に着けたんだって!
70代とは思えないほど、生き生きと楽しそうにお話されていて、好きなことを始めるのに遅いことはないんだなあと勇気をもらいました。こんなおばあちゃんになりたい。
▽岩崎貴宏
「フェノタイピック・リモデリング(広島) オン・ザ・フロア」(左)
「フェノタイピック・リモデリング(横須賀) イン・ザ・フレーム」(右)
広島出身の作家さん。お店のロゴの種類が若干違うのが面白い。
▽高田安規子・政子
一卵性双生児のユニットで制作活動されている作家さん。
砂でできたコロッセオは見事のひとこと・・・!
ガリバー旅行記をテーマにした作品集でした。
これにて終了。大満足のとっても面白くて楽しい展示でした~。
▼メモ
<展覧会情報>
名前 縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展 会期 2019年4月13日(土)~6月23日(日) 会場 横須賀美術館 時間 10:00~18:00 休館日 5月13日(月)、6月3日(月) 料金 一般 900円 / 大学・高校生・65歳以上 700円 / 中学生以下無料 URL https://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1901.html